本当に一瞬だけハマった「羊毛フェルト」。数年前、子供にせがまれて作り出したのですが、無心でチクチクしていると意外とストレス発散になります。いつか風景からなにからを全てフェルトで作って「It’s so wool!」みたいな世界をつくってみたいと思っていますが道のりはとても長いです。
羊毛フェルトとは
羊毛フェルトは100均などでキットが売っているので、とても気軽に始めることができます。時間さえかければ大体思ったような形に成形することができます。絵の具のように色が豊富にあり、羊毛自体を混ぜて使用することもできます。
- 素材の羊毛の色が豊富: 羊毛フェルトの主要な素材は、羊の毛です。羊毛は柔らかく、繊維が絡み合いやすいため、手で簡単に形状を作ることができます。さらに、異なる色の羊毛を組み合わせてカラフルなデザインを作成できます。羊毛だけも100均で売っています。
- 作成プロセスが簡単
- 最初に羊毛をある程度手でこねる：ほぐされた羊毛を手でこねて、所望の形状になるまで圧縮し、繊維を絡めます。
- フェルトニードルで形作り：フェルトが所望の形になるように、フェルトニードルで形作りを行います。粘土のように自由な形をフェルトニードルでチクチクして成形していきます。
- デコレーション：羊毛に別の色の羊毛を組み合わせて模様やデザインを追加することができます。スワロフスキーやラインストーンなどの異素材を接着剤でつけることもできます。
- 始めるための道具の準備が簡単: 羊毛フェルトは、前述の通り100均でほとんどの道具がそろうので趣味として楽しむことができます。
羊毛フェルトは、手芸と工作の中間のような感覚で作れるものだと思います。
羊毛フェルトのコツ
コツといえるほど私自身作ってはいないのですが、素材の羊毛に関しては100均の羊毛と手芸屋さんで売っているものは明らかに質が違います。フェルトニードルを刺していると素材のムラをものすごく感じますので、より満足のいくものを制作するための私なりのコツは下記になります。
- 質の良い羊毛を選ぶ:
- 高品質の羊毛を選びましょう。繊維が長く、織り密度が高い羊毛が扱いやすく、美しい仕上がりにつながります。図のように芯になる目に触れない部分は100均で売っているフェルトにし、外側は風合いの高いフェルトを使うと良いでしょう。
- 工具を用意する:
- 羊毛フェルトには特定の工具が必要です。フェルトニードル（針刺し）、フェルトブロック（針刺しの基盤）、ノンスリップの下敷きなど、適切な工具を用意しましょう。
- 細かい部品から作る:羊毛フェルトはいきなり大きなものを作ることは難しいです。フェルトニードルのサイズもあるので、チクチクしやすいのは片手で簡単に収まるサイズのものが作成しやすいです。無理に一つの塊を作ろうとせず、例えば胴体と手と頭はバラバラに作ってから、接着剤を使って接続するなど、フェルトニードルだけで作ろうとしないことで気持ちも楽につくることができます。
- 安全に注意する:
- フェルトニードルは鋭い針を含んでいますので、取り扱いに注意してください。手を守るために手袋を着用することをおすすめします。よく手にフェルトニードルを指すことがあります。痛い。
- 形状を保つために何度も刺して締め付ける:
- 羊毛フェルトは、繊維をしっかりと締め付けることが大切です。フェルトニードルを使って繊維を締め付け、形状を保ちましょう。
- 参考資料を活用:
- 予備知識がなくても全然できますが、インターネットや書籍、羊毛フェルトのアーティストの作品など、SNSや参考資料を活用して技術を学びましょう。
最低限必要な道具
- 羊毛フェルトのパック: 100均でも小さなパックに入った羊毛フェルトが販売されています。これらのパックには、基本的な色の羊毛フェルトが含まれており、練習に適しています。
- フェルトニードル: 羊毛フェルトを締め付けたり、形作りをするために使用するフェルトニードルも、100均で入手できることがあります。これらのフェルトニードルは、通常、1本または複数本セットで販売されています。
- フェルトブロック: 羊毛フェルトを制作する際の基盤として使用するフェルトブロックも、100均で見つけることができますが、作業する机などを傷つけたくなければ、しっかりしたものを買うことをお勧めします。
- 基本的な工具: 100均では、羊毛フェルトに関連する基本的な工具や材料も販売されていることがあります。例えば、はさみ、目を作るためのビーズ、ワイヤーなどです。
- 工作用品: 羊毛フェルトを使った工作に必要な他のアイテムも、100均で見つかることがあります。
フェルトニードルで羊毛を刺していると無心になれます。時々指も刺してしまいますが。時間をかけてチクチクしていると、本当に思った通りの形になっていきます。盛りすぎた部分もなんども刺していくと、ちゃんと締め付けられ、自然に馴染んでいきます。時間さえかければなんとかなっていくので、趣味のひとつとしてはとても良いのでお薦めです。
